韋駄天尊神

韋駄天尊神

韋駄天尊神は、古代インド神話の神が仏教に入り、護法神や伽藍の守護神となりました。南方増長天八将の一官で、四天王に属する三十二将の主位に置かれ、甲冑に身を固め走ること疾風の如くと称され、仏法衆生交通の守護神として霊験あらたかなりと篤き信仰を集めております。伝説によれば韋駄天尊神は、釈迦が涅槃のとき、仏舎利を奪い去った疾足鬼を追い、瞬時に奪還したとあります。それ故に、足の速い様を「韋駄天の如し」といい、その走り方を韋駄天走りと称する に至ったと云われています。その説話から健脚健康のご利益があるとされ特に腰部から足先にかけての疾患等がその信心により癒されるとされています。また、 寺院の厨房にて食事の神として祀られていたり、元々のインドでは子供の病魔を退散させる神として信仰されています。

韋駄天尊立像
韋駄天尊立像

ご遷座

昭和63年に稲足神社を建立遷座するにあたり、その遷座地としてあきる野の地を寄進された方が野村専太郎ご夫妻です。生来神仏信仰心極めて篤きご夫妻でありましたが、とりわけ韋駄天尊を信仰しており、昭和30年9月現在の韋駄天尊の板碑を新宿角筈にお祀りし生涯崇敬していました。元の板碑は江戸中期 の作とされ、上州館林の城主秋元但馬守礼朝公の守護神且つ戦神として当初浅草に祭祀され、明治四年秋同公の下屋敷であった新宿角筈に遷座されましたが、戦争により焼失破壊されてしまいました。その後、昭和30年現在の板碑が復元され、新宿新都心の再開発が始まり高層ビルが建ち並ぶ東京都庁の隣、新宿ワシントンホテル敷地内に昭和61年堂宇を建立し、ご遷座され現在に至っております。昭和63年の稲足神社ご遷座にともない、また境内地をご寄進いただいた野村 ご夫妻のたっての願いもあり、日本芸術院会員雨宮淳氏に依頼して、この板碑を青銅像に造替し、健脚健康の神、韋駄天尊神として分神合祀されました。

韋駄天尊神殿
韋駄天尊神殿
いだてんくん
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